フェリシモの500色の色鉛筆を集めはじめて20ヶ月。とうとうコンプリート!全色揃ったのでシンプルな収納と500色を楽しむ方法を考えてみました。
フェリシモという通信販売会社の、フェリシモ定期便〈コレクション〉で販売している、毎月1セット25色ずつ、20ヶ月で合計500色届くという色鉛筆です。
このフェリシモコレクションは、1度注文するとストップ申請するまで毎月1回品物が届くシステム。毎月少しずつ集まっていくのが楽しい反面、どの色が届くかは選べません。
フェリシモの500色の色鉛筆は1992年に発売されました。その後フェリシモ社名変更20周年を記念して2009年にも発売されています。
私は2013年にリクエストに答える形で追加生産されたものを、タイミングよく注文していました。現在は予約予定数量に達したため販売を終了してしまったようです。
どうしてもいますぐ欲しい人は、ヤフオクで一気に500色を揃える方法もありますよ。
2014年の5月「色育アドバイザー」の勉強で訪れた伊藤真穂先生のサロンで、このフェリシモの500色の色鉛筆に出会いました。
塗るために使うなら色鉛筆は36色もあれば十分です。
でもカラーを仕事にする、毎日色に囲まれ、色のことを考えても飽きない人種なら、500色の色鉛筆がある高揚感をきっとわかってくれるでしょう。
500色揃ったところで、何に収納しようか悩みました。私の考えた条件はこの3つ。
そんなとき、「500色の色鉛筆 収納」で検索すると「フェリシモ500色の色えんぴつ」収納にぴったり!(無印良品 アクリルペンスタンド1段)という記事を発見!
こちらの記事で紹介されているアクリルペンスタンド1段という商品は終了していますが、無印良品で改めて探すと重なるアクリル仕切付スタンド・ハーフという商品が同じ用途で使えそうです。
牛乳パックで、この3つに仕切られたスペースの1つと同じ大きさを作り、色鉛筆が何本入るか確かめたところ42本は大丈夫みたい。
500割る42=11.09・・・・・・・12マスあれば足りそうということで、こちらの重なるアクリル仕切付スタンド・ハーフを4個購入することに決定しました。1個800円です。
軽いし取り扱いやすく、横から見ても透明でいい感じ。
500色の色鉛筆と一緒についていた説明の紙は、届けられていた色鉛筆のケースにまとめました。
500色の色鉛筆を置いておくだけで、カラーサロンのインテリアとしては合格です。でもせっかくだから使って楽しみたい!
カラーセラピーは選んだ色で心の状態がわかるものですが、500色もの色から選ぶのは想像以上にかなり大変。
そこで塗り絵と500色の特性について書かれた本を使って、カラーで癒され楽しめる方法をご紹介します。
まずこちらを用意してください。
「私の好きな500色」野村順一(文春文庫PLUS)
色彩学の草分け的存在である野村順一さんが、この500色の色鉛筆のために、その色の持つ特性やその色を好きな人の性格について書き下ろした本です。
フェリシモの500色の色鉛筆すべての色について書かれていて読むだけで楽しい!
「30分で塗れるマンダラ塗り絵 仏教篇」
できるだけシンプルな塗り絵を選びました。
塗り絵は植物・動物・キャラクターなどさまざまなものが出ています。
植物の葉ならグリーン系、象ならグレー系など象徴的な色のイメージが浮かぶモチーフより、マンダラ塗り絵のようなとシンプルで色の選択が自由なもののほうが色の表現が楽しめますよ。
マンダラ塗り絵にただ色を塗るだけで、集中し心が安らぎ心地よい瞑想状態になるので、不安なことやストレスがある人に特におすすめです!
私がパラパラとめくって決めた今日のマンダラ塗り絵はこれ。
500色の色鉛筆を前に、「さて、何色でどこから塗ろっかな〜。」ここで大切なのは考えすぎないこと。気楽に選んでくださいね。
私も直感でピン!ときた色を塗り、頭の中空っぽで夢中になってしまいました。出来上がりはこちらです。
わお〜っ、いつもの自分じゃない色を塗ってる。どうしたのかにゃ?使用したのはこちらの色鉛筆たちです。
用意した「私の好きな500色」の本から、まず一番最初に選んだ「キンセンカの咲く頃」という色鉛筆を探します。(ちなみにキンセンカの開花時期は10月から5月で、俳句の季語は春です。)
スピーチが流暢で、そのほほえみと笑う声は、周囲の人びとを引きつける。
ひとりで、放ったらかしにされるのをひどくいやがる。ユーモアのセンスは抜群。引用元:「私の好きな500色」/野村順一著
寂しがりやのおもしろいおばさん、そうそうそのとおり(笑)おもしろいので他の色鉛筆も見てみましょう。
「5月の青麦畑」という色鉛筆を探してみると
人をそらさないし、愛想のいい人柄。
心はつねに平静で偏見を持たないので、人生の永久的価値を探しつづけ、いつもその難題をかかえている。引用元:「私の好きな500色」/野村順一著
夢を追いつづける愛想のいいおばさん。ふっ。
「古都の屋根瓦」という色鉛筆を探してみると
休暇をとって自分を回復させ、新しい笑いと感性を発見しようと努力する。
そして楽天的な太陽と海の色を取り入れようと気分転換をはかる。
この色を嫌う人は、変化に乏しい生活に少々うんざりしているか、自分の平凡な感情にあきあきしているタイプ。引用元:「私の好きな500色」/野村順一著
気分転換してまた新しい笑いを発見しようとしている(笑)
その他の色からまじめに考えさせられるメッセージもありましたよ〜心配するといけないので、あえておもしろいのだけ選んでます。
まとめると「新しい笑いを発見しようと夢を追いつづける、寂しがり屋のおもしろいおばさん」ですっ!
ぬり絵は色を塗るという行為に集中することによって、視覚から脳に刺激を与えてくれます。
私たちは忙しい毎日の中で、小さい怒りや漠然とした不安を感じていてその感情と向き合う時間がないことが多いです。
感情に鈍感になっているな、見過ごさずに嫌な気持ちを吐き出したいなというときに、ぬり絵は気軽にできるセルフカラーセラピーですよ。
毎朝鏡で顔色を見て自分の調子がわかるように、心の色を見ることでもっと毎日を気分良く過ごしたいですね。
私が「新しい笑いを追いつづけるおもしろいおばさん」でいられるのは、色で心と向き合う時間が多いせいかもしれません!
ぬり絵でカラーセラピーを楽しんでみてくださいね。