テスターで首と同じ色のファンデーションを選んでみたけれど、合っているのかよくわからない。
イエローベースかブルーベースの違いや見分け方が素人でも分かる方法があれば、メイクの色選びがラクになるのに。
そんな悩みを抱えている方はたくさんいらっしゃいます。
結論から言うと、イエローベースかブルーベースか診断せずに素人でも絶対に分かる明確な違いは、プロの私にもわかりません。
パーソナルカラー診断ではイエローベースとブルーベースの違いを、肌の色で決めているわけではないからです。
大抵の人は、肌が黄色い(オークル肌)とイエローベース、色白(ピンク肌)ならブルーベースと思いこんでいます。でも、人の肌色はそんなに単純なものではありません。
私の肌はどう見ても黄色っぽいのに、自己診断するとブルーベースにしかならないということが実際にあります。
色白のイエローベースの肌、黄味のあるブルーベースの肌にも出会ってきました。
試しに絵の具で、自分の肌色を再現してみてください。
うすだいだい色に黄色、青、赤、白、黒・・・想像以上にさまざまな色を使わなければ、まったく同じ色にはならないと思います。
肌が黄色いとイエローベース、色白ならブルーベースという思い込みは、自分に似合う色を迷わせる原因となるので危険なのです。
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デパートに行くと美容部員さんが無料で肌色をチェックしてくれますよね。
ファンデーション選びのために、イエローベースかブルーベースか肌色を診断してくれるようですね。
気をつけていただきたいのは、化粧品メーカーの肌色診断は肌の色だけを診断しているという点です。肌の色に合う化粧品を選ぶためにチェックしてくれているのです。
対してパーソナルカラー診断は、肌・髪・瞳の色素に加え、外見からのイメージも考慮し、最終的にカラードレープを顔の下に当てて見極めています。
こういったお客様の全体の雰囲気に調和する・なじむという分析は、カラーアナリストが色彩学や配色調和理論を応用して判断しています。
化粧品メーカーの肌色診断でグリーンベースと言われたお客様がいらっしゃいましたが、それはブルーとイエローどちらかわからない時の逃げ道のように感じます。
また、血管の色の見え方でベースカラーがわかるという説もあるようですが、私はこれまで血管をチェックしたことはありません。
オレンジの紙をあてて似合ったらイエローベース、ピンクの紙をあてて似合ったらブルーベースという方法をネットで見かけました。
メイク用品のチークカラーはオレンジ系とピンク系が多いので、その色の紙を試してみるとベースの違いがわかるという発想は間違っていません。
ただし、他人と比べる機会が多くないと、その色を塗ることで自分の肌がどんな風に見えるのかなんてわからないでしょう。
はっきりと言ってくれる複数の友人に見てもらわなくては、判定できないと思うのです。
また、イエローベースに似合うピンクとブルーベースに似合うピンクがそれぞれあります。イエローベースはオレンジ、ブルーベースはピンクと決めつけることはできません。
雑誌やネットの自己診断も、質問自体がとてもむずかしいんですよね。もしかしたらこっちかな?程度で参考にしたほうが良さそうです。
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イエローベースとブルーベースを知りたいと思っているあなたは、色によって肌色やイメージが変わることを知っている人です。
でも、メイクカラーはバッチリ合わせているのに、洋服はいつも暗いベーシックカラーばかりということはありませんか? 地味な印象のままでは、本来のあなたの良さが伝わりません。
パーソナルカラー診断を受けることで、イエローベース・ブルーベースはもちろん、メイクだけではない洋服を含めたカラーコーディネートが可能になります。
似合う色から自分の良さ、個性をアドバイスされることで、自信が生まれイメージチェンジできるのです。
メイクカラーやファンデーション選びだけではなく、あなたをもっときれいに見せる色を知りたいなら、パーソナルカラー診断を考えてみてくださいね。