骨格診断ストレートタイプは、シンプルなデザインできちんと感のあるファッションが似合います。
でも、コンサバできちんとした服が似合うと言われても、「オーバーサイズが着たい」「カジュアルな洋服が好き」な方もいますよね。
フェミニンで甘い雰囲気や、ラフでカジュアルな洋服は着てはいけないの?と不満を持ったままの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、骨格ストレートタイプがカジュアルなコーデを選ぶとき、最低限気をつけたいポイントを3つに絞ってお伝えしますね。
骨格ストレートタイプの方に似合う洋服とは
骨格診断のストレートタイプの特徴は、身体に厚みがあって筋肉がつきやすく、腰の位置が高く上重心で、健康的な印象があります。
似合う洋服はシンプルで定番のアイテム。きれいめなスタイル、直線的でジャストサイズのもの。
私は自分がストレートタイプと知ったとき、こんなふうに思いました。
- テーラードジャケットなんてふだん着に使えない
- タイトスカートじゃ自転車に乗れない
- 通勤用って感じで主婦に向いている洋服じゃない
なんだ一番必要なカジュアルコーデがむずかしいのか、とがっかりしたものです。
誤解のないように主張したいのは、ストレートタイプのカジュアルって「Vネックニットにタイトスカート」のコーデばかりではないってことです。もっとカジュアルな洋服も着て楽しめるんですよ。
骨格ストレートタイプのカジュアルコーデで最低限気をつけたい3つのポイント
ハリと厚みのある素材を選ぶこと
まずひとつめのポイント。一番大事なのは、ほどよい厚みとハリのある質感の「素材」を選ぶことです。
なぜならうすい・やわらかい素材は安っぽく見え、風合いのあるザラザラした素材は田舎っぽい印象になるからです。
ストレートタイプの得意な素材は、コットン、ウール、デニム、シルク、カシミア、レザーなどがあります。
やわらかい素材のテーラードジャケットや、麻のザラザラしたシャツなら、アイテムのデザイン自体にきちんと感があるので、そこまで違和感はありません。
それに対して、Tシャツやカットソー・ニットなどカジュアルコーデに活躍するアイテムこそ、適度に厚みがあったり、編み目の細かいハイゲージを選んでほしいのです。
- 肩の落ちたドロップショルダーのシャツを着たいなら、ゆるくなりすぎないようにハリのある生地で選ぶ。
- ルーズシルエットのニットが着たいなら、目の詰まったハイゲージで選ぶ。
- OL風のタイトスカートじゃなく、コットンやデニム、ウール素材を選ぶ。
このようにストレートタイプ向きの素材に寄せていけば大丈夫です。
私はその昔、似合うサマーカラーのピンクのシャツで透けるやわらかい素材を試着しました。でもね、ネグリジェみたいでおばさんぽくなりました。
おそろしい姿を自分の目で確認して以来、体の肉感を拾ってしまう似合わない「素材」は選ばないことにしています。
適度なゆとりのあるサイズを選ぶこと
つぎのポイントは、「サイズ感」です。
なぜなら、コンパクトでピタッとしたサイズは、体の存在感を強調してたくましく見え、ビッグシルエットでゆったりしたサイズは、着太りして見えたりだらしない印象になるからです。
私はMサイズだからと、頑なにMサイズしか着ないのではなく、気になった服はSもLも試してください。
Lサイズのニットのほうが程よいゆとりでスッキリ痩せて見えたり、逆にSサイズのオーバーシャツのほうがだらしなく見えなかったり、洋服のサイズはブランドやデザインによって変わりますから。
ストレートタイプが避けたいのは、二の腕と太ももを強調すること。
試着室の鏡で二の腕や太ももに視線がいき、ムチムチして見えるなら「似合っていないのかな?」と冷静になりましょう。
カジュアルコーデに合わせたいデニムは、太すぎず細すぎずのストレートなシルエットがおすすめ。
カジュアルなファッションに限ったことではありませんが、適度なゆとりのあるサイズを意識して選ぶと見た目が変わります。
Iラインのシルエットを意識すること
最後のポイントは、「Iラインのシルエット」になるように意識すること。
なぜなら、ストレートタイプは縦に直線的なシルエットが得意で、横に広がったシルエットは苦手だからです。
ギャザースカートや細かいプリーツスカートは、横に広がったボリュームになるから苦手なのです。フレアスカートは横に広がりすぎない、ストンとした落ち感のあるシルエットを選んでください。
ワイドパンツでもセンタープレスの縦ラインがあるだけで、細見え効果があります。
またロングカーディガンは、ストレートタイプのカジュアルコーデに使える便利アイテム。着るだけでIラインになりますから。(ただしハイゲージの素材で!)
ストレートタイプのカジュアルコーデはすっきり着太りして見えないことが大事。
まじめで固い印象に見られそうでつまらないのは、ストレートタイプがいわゆる定番アイテムが似合うから。新しさを感じないだけです。
わかっていても流行だから着たい、なりたいイメージの女性に近づきたい。それなら着たいものを優先してかまわないんですよ。
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参考までに、ユニクロのクルーネックセーターは目の細かいきれいめの素材。タイトスカートはウール素材。
そして全体に直線に見える「Iラインシルエット」を意識すれば、首の詰まったデザインでもスッキリ見せることは可能です。
ストレートタイプはリボンなどかわいい雰囲気はNG?でもたまには着たいので、リボンが背中についてるハリのあるシャツで。
後ろを振り返るとBBAで痛いので、常に前向きです(良いこと言った)
首元はすっきりVネックやUネック、膝下は出したほうがいい、リボンやフリルは避けるなど。ストレートタイプを極めるならもっと細かいことはありますが、今回は最低限気をつけたい3つのポイントとしてお伝えしました。
ストレートタイプはムチムチと着太りしないで「スッキリ見える」ほうが大事。カジュアルな洋服を選ぶときのポイントを、ぜひ同じように確認してみてくださいね。