パーソナルカラー診断を受けると、自分に似合う色がわかると同時に「似合わない色」もわかります。
ベーシックカラーと呼ばれる、黒・白・グレー・ベージュ・カーキといった定番色のいずれかが「似合わない」とわかると、クローゼットの洋服全部ダメだ〜と落ち込んでしまう方もいらっしゃいます。
クローゼットの「似合わない色」を処分してリセットしたくなるかもしれませんが、そのまえに工夫して着る方法を試してみてはいかがでしょうか。
好きな色が似合わないと言われると、自分自身を否定されたような悲しい気持ちになってしまいますよね。
でも、似合う色と好きな色が違っているのは、めずらしいことではないんですよ。
単純に〇〇色が好きという直感的に気になる色。この色を身につけると良いことがあるラッキーカラー。なりたい憧れのイメージから好きになった色。
好きな色とは自分の気持ちを満たしてくれて、気分良くしてくれる色です。それに対して似合う色は、客観的に自分をきれいに魅力的に見せてくれる色のことを言います。
自己イメージと他者イメージが違うのは、色に限ったことではなくよくあることです。
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似合わないけど好きな色はどう工夫して着たらいいのか。私自身の好きな色と似合う色を例にしてお伝えしていきます。
私のパーソナルカラーは「サマータイプ」、ブルーベースで涼しげ、ソフトな色のグループです。
上品、エレガント、清楚なイメージが得意。だんだん近づいてるわー(棒読み)
似合わないけど好きな色は「カーキ」で、成熟した大人っぽさに憧れがあります。
さっそく、似合わないけど好きな色(カーキ)を着るために工夫している方法を紹介していきますね。
メイクカラーやアクセサリーは似合う色を使う
メイクカラーの色み(アイカラー・チーク・リップカラー)はパーソナルカラーを使ってください。ピアスなど顔まわりのアクセサリーも似合う色がおすすめです。
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ビジネスシーンで使われるメラビアンの法則では、人の印象を決めるのは55%が視覚情報と言われています。
初対面で何を話したかは忘れてしまっても、「青いカーディガンを着てた女性」など色をきっかけに思い出した経験はありませんか?
顔や上半身にパーソナルカラー(似合う色)を使うことをすすめるのは、視覚情報にも残りやすいから。
ノーメイクで「疲れてそうな人」に見えたり、似合わない色のメイクで「色だけ派手に浮いてる人」と思われたり、一瞬で印象が決まってしまうので洋服よりメイクカラーは大切です。
似合わない色を着たいなら、顔の上、顔まわりには似合う色を選びましょう。
似合わないけど好きな色は顔から離れたアイテムで使う
似合わない色(カーキ)を、顔から離れたアイテム(パンツ)で使用したコーディネートです。顔の下には似合う色を着ています。
厳密に言えばトップスの黒は「サマータイプ」には強すぎます。ただし、黒がブルーベースに似合う色であることや、Vネックで首まわりをあけ肌の色(絶対的なパーソナルカラー)を多く見せる工夫をしています。
写真では見えませんが、ピアスは上の写真にでてきた赤のファーをつけてます。
このように似合わない色は顔から離れたアイテム、パンツやスカートのボトムの他、靴やバッグ、ベルトなどの小物に使うのが一番簡単です。
似合わない色を骨格タイプに似合う素材やアイテムで使う
似合わない色(カーキ)を、トップスに使ったコーディネートです。
顔まわりやトップスはパーソナルカラー(似合う色)を身につけたほうがいいのはわかってる。でも、手持ちのトップスが「似合わない色」だったということもあるでしょう。
そんなとき「似合わない」色を、似合うように着こなせる心強い理論が骨格診断なのです。
私の骨格タイプはストレートタイプで、きちんと感のあるアイテムやハリのある上質な素材が似合います。
「似合わない」カーキ色も、骨格ストレートタイプに似合う透けないハリのある素材のシャツなら、似合っているように見えます。ボトムのタイトスカートもストレートタイプに似合うシルエットで合わせています。
お客様のご来店のきっかけで一番多いのは、自分に似合う服の基準を知っておきたいというものです。
関連 パーソナルカラー診断と骨格診断を同時に受けようか迷っている人へ
自分に似合う服の基準を知らずに、好きな洋服を気分や流行で選んでいたら、いったい私のファッションはどうなっていたんだろう。
洋服はたくさんあるのに着る服がない!って悩んでいたかもしれません。
私が個人的に洋服を選ぶ基準で一番大事にしているのは、素材です。
パーソナルカラー診断と骨格診断を同時に受ければ、「似合わない」色を似合う素材やアイテムで着ることができますよ。
似合わないけど好きな色をどう着たらいいのか困っているなら、骨格診断も検討してみてくださいね。