赤(レッド)に惹かれるとき、どんな心の状態が表れているのでしょう。
赤は人間にとって大切なものと多く結びついています。
赤から連想する「血」も「炎」も「太陽」もすべて人が生きるために必要なものです。
人間の眼球の内側網膜には、視細胞と呼ばれる光を感じる細胞があります。
2種類ある視細胞のうち、人の色覚をコントロールしている、赤・緑・青のそれぞれに反応する視細胞は、赤の数がもっとも多いのです。
古代から生き残るために早く赤に反応できるよう、遺伝子が変化してきたと考えていいでしょう。
真っ赤な血を見るとどんな気持ちになりますか?
人間は赤を見ると血圧が上がり、アドレナリンが分泌され興奮することがわかっています。
人間には生まれながらにして赤に対して本能的な反応があるため、どきどきするのです。
赤い血は、生きることや生命力を連想します。
また「赤い血」は戦争・革命、犠牲・死というネガティブな意味も想像できます。
「炎」といっても暖炉のような暖かい火はオレンジ色のイメージです。
赤い「炎」は、吹き上げるマグマや火事の炎を表しています。
マグマのように激しく燃えるエネルギーは活動的な体力を連想し、また危険な火事は恐ろしくコントロール不能ですべてを焼き尽くすような激しさを連想します。
空が赤く染まる時。1日の始まりと終わり。動き始める活動的な意味、1日の終わりに体を休めるという意味があります。
現実を見据え、足元を固める。今を生きているという安定を感じます。
情熱的で行動できるリーダー
赤(レッド)は男性性を表し、自分から能動的に動くという意味があります。
目標に向かって今まさに行動しようとしているときですか?
エネルギッシュで、やる気に満ちているときではありませんか?
考えるよりも自ら行動する力がある。人を取り仕切ったり、指導者としてリードする。
赤(レッド)の人は自ら積極的に動きます。
もしかすると、モチベーションをあげて元気になりたい!そんなふうに赤(レッド)を欲しているのかもしれません。
頑張りすぎて疲れている
頑張りすぎてオーバーワークになっていませんか?これ以上は無理!心身ともに疲れていませんか?
赤(レッド)は危険、緊張を感じているサイン。
あなたの心がもう進めないと訴えているのかもしれません。
また人を拒否し、人に従いたくない。人にコントロールされたくない気持ちはありませんか?
あなたには休息が必要です。
現実的に物事をとらえる
カラーセラピーはインドのチャクラ思想とも結びつきがあります。
赤(レッド)は第1チャクラ・生殖器の下あたりにあり「生命のエネルギー」を表します。
グラウンディング(大地に接する)を指すことから、地に足をつける、足元を固めるといった意味があります。
現実的に物事をとらえ、この瞬間を大切にしている。何事にも動じずブレない自信をもっている。
しっかりと立ち、今ここにいる自分を意識していますか?
ストレス発散、競争心
怒りや不満で感情が燃え上がっていませんか?ストレスでいっぱいではありませんか?
思いっきり外に発散したい!!
そんなときは迷わず赤を選ぶでしょう。
負けたくない!!
人と比べライバルに競争心がメラメラと燃えていませんか?
闘争心も必要ですが、比べすぎて自分らしさを失わないように気をつけてください。
目立ちたい
自己主張、目立ちたい。華やかで派手に生きたい。
赤(レッド)を選んだあなたは、潜在意識でそんなふうに考えているのかもしれません。
人目を気にせず、前に進むことは、向上心の表れかも。勇気を持って選択してもいいのです。
カラーセラピーで何気なく選んだ色に、今のあなたの心が表れます。
カラーセラピーは色の意味を押し付けたり、気持ちを決めつけたりするものではありません。
心が、今自分に必要な色を教えてくれます。
・「ここぞ!」というときに赤いものを身につける
スポーツ選手などが、勝負前に赤い下着を身につけると聞いたことはありませんか?
赤い色が闘争心に火をつけパワーをくれます。
大事な会議前に赤いネクタイがおすすめです。
・赤い食べ物で食欲を刺激する
赤は食欲を刺激し、エネルギー補給のサポートをしてくれます。
中でも唐辛子など辛味は、暑くて食欲のないときに効果的ですね。
・冷え性の人に
冷え性の改善には暖色の赤の力を借りましょう。
赤に包まれているというイメージだけで、全身が暖かく感じます。
いま赤(レッド)が気になるなら、行動をおこす気合い十分なときかもしれないですね。
自分はこうしたいという目的や意志がはっきりとしていて、迷いがないのではありませんか?
勝負するなら今です!
情熱的な愛の表現にも使われる赤(レッド)
赤いバラの花束や赤いリップカラーは、相手をドキドキさせます。
大好きなあの人に愛を伝える勇気も与えてくれるはずですよ^^