本を買ったりインターネットで検索して、パーソナルカラーの自己診断をしてみたけれどむずかしかった。
もしかして私の肌の色は、ブルーベースかイエローベースかわかりにくいタイプなのだろうか。
そんな疑問を持っている方のために、パーソナルカラーがわかりにくい人の特徴を書き出してみました。
自己診断はむずかしくてあたりまえです
- 買い物の失敗を減らして自分に似合うものだけのクローゼットにしたい。
- 自分がきれいに見える色を選びたい。
- パーソナルカラー診断を受けた友達がきれいになった。
パーソナルカラー診断を受けたいと思ったきっかけは、人によってさまざまだと思います。
とはいうものの、プロに診断してもらうと料金が一万円以上と高額なんですよね。まずは自己診断でという気持ちはわかります。
瞳の色や髪の色がブラウンかブラックかなんて、比較する対象がいないと本を見ただけではわからないと思いませんでしたか?
私も20代の頃、自己診断をしたことがありました。区別ができないと「自分がこう見られたいタイプ」になるように選んでましたね。
「ベージュ」と「グレー」どっちが似合いますか?って質問されても、「それがわからないからパーソナルカラーを知りたいのに」って言いたくなりそう。質問がむずかしいと思います。
パーソナルカラー診断はドレープ(色の布)がないとできません
まず最初に言っておきたいのは、パーソナルカラー診断は肌の色だけで診断するものではないということ。
「ピンクみの肌=ブルーベース」・「黄みの肌=イエローベース」と表現されることが多いのですが、それは「青」と「黄」の色(色相)というパーソナルカラー診断における要素の1つです。
黄みよりの肌でもブルーベースの方はいらっしゃいます。
関連 イエローベースとブルーベースの違いの見分け方、診断しなくても分かる方法はあるの?
パーソナルカラー診断では。肌・髪・瞳の色はもちろん、肌質・髪質・その人の持つ雰囲気・イメージも考慮します。
カラーアナリストはイエロー・ブルーの色相の要素以外に、明度(明るい・暗い)、彩度(鮮やか・穏やか)も比べていきます。
見え方の印象はどうか、調和しているのか、一体感があるのか。これは、ドレープ(色の布)がないと正しい診断はできません。
ですから、自己診断でほとんどの人が迷ってしまうのは普通のことなんです。
パーソナルカラーがわかりにくい人の特徴とは
前置きが長くなりましたが、パーソナルカラーがわかりにくい人の特徴を説明していきましょう。
色の影響を受けにくい
肌が色の影響を受けにくいとはどういうことか。
それは、パーソナルカラー診断で色の布(ドレープ)を顔の下にあてても、色の影響を受けにくく「顔映りの変化が少ない」ということです。
パーソナルカラー診断では主に以下のような肌色の変化が見られます。
- ブルーベース色のドレープをあてると、顔が青ざめて具合が悪そうに見える。
- イエローベース色のドレープをあてると顔が赤っぽくなったり黄ばんで見える。
- 暗い色をあてると肌に影がでる。
パーソナルカラーがわかりにくい人は、このような肌色の変化があらわれにくいので、じっくり時間をかけて診断していくことになります。
どちらかと言えば、繊細で明るい肌質よりも、色素が強くしっかりしている肌質の方がわかりにくい傾向があります。
ブルーベースとイエローベース両方の傾向がある
2つめは、色素にブルーベースとイエローベース両方の傾向があることです。
例をあげると
- 瞳は黄みのブラウンなのに、髪の色はソフトなブラック。
- 肌色はイエローベースの黄み肌なのに瞳が真っ黒。
色素とは、肌の色、瞳の色、髪の色というその人が本来持っているものです。
色素にブルーベースの傾向とイエローベースの傾向が混在している方、ブルーとイエローどちらか判断しにくい中間の色みの方は、パッと見てすぐに診断結果がでるタイプではありません。
でもこれは、特別めずらしいことではないんです。肌、瞳、髪がすべてブルーベースの要素といったわかりやすい人のほうが圧倒的に少ない。
このようにブルーベースとイエローベース両方の傾向がある場合は、色素以外の明度(明るさ・暗さ)、彩度(鮮やかさ・穏やかさ)を比較し、どちらが調和するかを見て診断していきます。
パーソナルカラーがわかりにくい人ほど、プロの診断を受けてほしい
パーソナルカラーがわかりにくい人の特徴をあげてみました。
ちなみにパーソナルカラーがわかりやすい人は、似合わない色もわかりやすいことが多いです。
「〇〇色が似合わないよね」と周りの人によく言われていませんか?
似合わない色を指摘されることが多いなら、どちらかというとパーソナルカラーがわかりやすい人と言えるでしょう。
無料の自己診断ツールはあくまで簡易的な入り口です。
自分の特徴に対する思い込みで間違ったパーソナルカラータイプを決めてしまい、ずっと似合わない色を着ている可能性もあります。
パーソナルカラーがわかりにくい人こそ、ぜひプロの診断を受けてみてください。