来月5月1日で、「いろぬのかさね」は4周年を迎え5年目がスタートします。
これまで「いろぬのかさね」を支えてくださったすべての皆さまに、改めて心より感謝を申し上げます。
本当にありがとうございます。
5年で95%が廃業、10年継続できるサロンはわずか3%と言われる自宅サロンを続けていくために、ここ数日具体的に何をしていこうかなと考えていました。
と言っても、この先も変わらずに大切にしていきたい想いももちろんありますので、この機会に書いておきたいと思います。
ふつうそういう話、節目の5月1日にするんじゃ・・いや全然問題ないわ!むしろ、そのあまのじゃくな性格に萌えキュンだわ!
そんな「いろぬのかさねブログ」の読者の皆さま、続きをどうぞ。
信頼されること
嘘をつかず、お客様を欺かずに、まじめに仕事をしていけば信頼はあとからついてきてくれると信じています。
その昔、私が企画したイベントに人が集まらなくて、恥ずかしいから満席と書きたいとある人に本音を漏らしたことがあるんです。
その人は「あなたはこの仕事を誰のためにしてるの??」と叱ってくれました。
他人の評価とか、あれこれ余計なことを考えすぎると、本当に大切にしなくちゃいけないお客様の存在を見失ってしまいます。
「信頼」シンプルだけど、これは私が1番大事にしたいことかもしれません。
自分を素敵にみせるために誇張した表現をしない。見栄をはらない。嘘をつかない。
私がいまできるすべてを、自信をなくして悩んでいる未来のお客様に届けるだけです。
お客様目線でいること
サロンで提供する診断サービスの価格のことで「良心的ですよね」と言われることがあります。
パーソナルカラー診断・骨格診断の料金は、最初に決めてからほぼ変えていません。逆にメニューの種類を減らしてきました。
予約されるお客様は各サロンの料金を比較されてから決めているようで、まとめて比較しているサイトも教えてもらいました。
これをみたら「いろぬのかさね」の料金は不安になるくらい安い。しかもサイトをみたらアフロかぶった変なおばさんがいて、警報レベルで怪しいですよね。
お客様の勇気に乾杯。
私はお客様と同じように、40代になって何を着たらいいのかわからなくなって迷走してきました。そこからこの仕事をスタートしました。
だからパーソナルカラー診断や骨格診断を受けて、洋服を選ぶ基準ができて本当に良かったと誰よりも実感しています。
価値があるものだからこそ、特別なものにせず、自分らしい洋服選びに悩んでる女性に受けてほしいのです。
もしもパートで月に5万円の収入だとしたら、両方の診断を受けても2万円以内がいいな。これが診断サービスの料金を決めた理由でした。
まぁさすがに、パートの平均時給が2000円になったらそのときは値上げを考えます。
質問される人でいること
パーソナルカラーについても、骨格タイプについても、診断を受けてくださったお客様には期限を設けず、いつでも質問してくださいねと伝えています。
でも不思議と、なんでも聞いてくださいって言うほど質問される機会は少ないですね。
気持ちはものすごくわかります。私も逆の立場なら、こんなこと聞いていいのかな。何回も聞いたら迷惑かなって気を遣ってしまう奥ゆかしい女なので。
質問は経験や知識になって、結果的に私の成長につながり、次のお客様へ還元できるもの。
私が自虐的な写真をブログで公開しているのは、笑いがほしいからではありません。
診断中に口角から泡をとばして雑談しているのも、おしゃべりが好きだからではありません。
すべて「この人話しやすそうだな」と思って質問してもらうため。知らなかったかもしれませんが、戦略なんですよ〜。
5月1日に開業届けを出したころは、何をする職業ですかって聞かれたらどうやって答えよう。そんな初々しさ全開でした。
「どうせ趣味の延長でしょ?」と夫が私の地雷を踏んだことでやるきスイッチが入りました。開業届けを出すことで自分は赤字なんだという意識が生まれたのは事実で、意識することでこれまでの行動や出会いを引き寄せたんだと思います。
退路を断つように自分を縛り、もっとがんばれと自分に鞭を打つ。そんな1人SMプレイごっこも、自分ならできるという根拠のない思いこみを信じてきたからこそ、です。
私自身が「何を着たらいいのかわからない」という経験しなければ、色の勉強をすることもありませんでした。
たくさんの素晴らしいお客様に出逢うこともなかったでしょう。
私の経験が、世の中の誰かの役に立って感謝される。仕事で得られる幸せってこれですよね。自分が与えたいもの、自分が喜びを感じることに、まさか42歳で出会えるなんて。人生っておもしろいです。
北海道から流れてきたジャガイモ系美少女は想像していませんでしたから。
あ、丸い顔はいまと変わってない。笑
子育てしながらの環境で自宅サロンを開いて仕事をするって、オンとオフが切り替えられなくて大変。ただその姿を見て息子たちが「仕事」に対してポジティブなイメージを持ってくれたら、親としての役割も果たせているのかな。
これからも皆様のお役に立てますよう、新たな気持ちで5年目をスタートさせ日々努力して参りたいと思っております。
今後とも「いろぬのかさね」をどうぞよろしくお願いいたします。